大阪緑のトラスト協会「駅構内看板」制作

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ある「筋」からの連絡で、「まるてんに相談と依頼をしたいという方がいるけどどうかな?」と問い合わせがあったのは2016年の冬のことでした。
依頼主は「公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会」さん。千里中央駅に「駅構内看板」を設置したい、その内容やデザインを考えて欲しいとのことでした。
まるてんにはカメラマン、コピーライター、アートディレクターがいるし、5人全員でアイデアも出せる。まさにうってつけの案件。まずは大阪みどりのトラスト協会さんの事務所でヒアリングをさせてもらうことにしました。

お話を聞いて驚いた。そこには我々が知らないことだらけであるという「不勉強ここに極まり」という残念な事実が横たわっていた。
国の天然記念物である和泉葛城山のブナ林。三草山の森にゼフィルスという貴重な蝶が生息していること。崩壊が懸念されている能勢町の地黄湿地など大阪の美しい自然がたくさんあること。他にもたくさんある自然や里山を大阪みどりのトラスト協会が保全活動を展開していること。
こういった活動をもっともっと多くの人たちに知ってもらい、少しでも多くの寄付や基金を集めないとこの保全活動を維持することが出来なくなってしまうのです。そこで千里中央駅に広告を出すスペースができたので校内看板を出してPRしようとなったのでした。

まるてんとしては、この案件をただの看板制作で終わらせるのはもったいないと考えていました。
認知度を上げるには長い期間で考えなくてはならない。そのために揺るぎのないしっかりとしたブランディングから考えることから始めたのでした。

提案するテーマは「みせる・つたえる・つなげる」。
駅構内の看板を「見せる」ことで、トラスト協会の保全活動を「伝える」。そして認知向上に「繋げる」。認知が向上したことで興味を持った人に実際の森林や里山を「見せる」。その現場の実需を「伝える」。そして募金やボランテシアに「繋げる」。
次は実際の保全活動を「見せる」、協会の思いや熱意を「伝える」。そして社会貢献に「繋げる」。この『循環』が上向きのスパイラルのようにいい効果をもたらすのではという提案をしました。広告看板の見せ方だけでなく、多くの人を巻き込むためのイベントや仕掛けも合わせて提案しましたが、残念ながらこの初回の提案には共感してもらえませんでした。

そこで、長期的なものではなく、本来の依頼である看板の見せ方に絞り、具体的なプランを2点提案。
ひとつは「コピーを読ませる」プラン。もうひとつは「ビジュアルで訴求する」プラン。しかもテイストは全く違う対極にあるようなもの。コピーに関しては、里山について徹底的に勉強して、保全活動に携わる人の気持ちを表したものでした。これは結果的にとても喜んでもらいました。

そして仕上がった看板がコチラ!

(写真数点)

「公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会」さんとは現在もお仕事のお付き合いをさせていただいています。里山に興味を持ち、保全について理解を深めてくれる方々がもっともっと増えていくことを目指しています!

「公益財団法人 大阪みどりのトラスト協会」ホームページ