神戸市 住宅耐震啓発活動「TAIAN PROJECT」イベント《企画編》

投稿日:

神戸市の耐震推進課の方からご連絡をいただき、神戸市で住宅耐震化を啓発するプロジェクトに参加しました。
天満販売促進部だけではなく、神戸市「すまいるネット」、積水ハウス総合住宅研究所、広報、建築、情報発信のプロフェッショナルの方々が集まり、みんなで企画案を出して進めていくプロジェクトでした。

そのミーティングで情報発信のプロである編集者さんから出たのが「『TAIANカフェ』をやって、それをSNS中心に発信していこう」という案。おしゃれなカフェで主婦の方を中心に集まってもらい、積水ハウスさんの防災・耐震セミナーを受けてもらいながら美味しいカフェやスイーツを楽しんでもらう趣向。初回でありながらかなり細かいところまで案が出ました。次の回には「第0回」と銘打って、プロジェクト参加者のみで開催。
セミナーもとても分かりやすく、ランチも美味しく満足でした。とても面白い企画だったのですが、天満販売促進部としては入り込む隙間がないので別企画を立ち上げる必要がありました。

天満販売促進部が開催している「ソトパ」のスタイルを中心に何かできるのではないか?これならば、屋内で催す「TAIANカフェ」と区別もできるし、相互発展できるのではないか?まるてんミーティングを何度も何度も重ね、企画を練りました。
その企画趣旨は、旧耐震基準住宅の耐震化促進を全体的なミッションとし、大きな枠で「防災」を伝えることで、以下の内容にまとめました。

1)外で集まり、繋がる楽しさ

外の空気を感じながら、食べたり飲んだりお喋りしたり、屋内とはひと味違った楽しさがあります。
外で出会い、外で話し、外で繋がる。そして、防災の大切さを伝える。知ってもらう。理解してもらう。
そんな場を「外」に作り出したいと考えたのです。

2)商店街で開催する

そういった「場」をどこに設けるのか。
公園や路上、公共スペースなどありますが、商店街で伝える場を設けようと考えました。
商店街は、主にその地域で暮らす人が集まるコミュニティエリアであり、その地域以外の人も多く利用します。
商店街を日々利用する人、ただ通り抜ける人、たまたま訪れた人。男性女性、老人大人子どもとあらゆる年代が商店街を利用します。
もしその商店街が旧耐震基準住宅が多く残っているエリアであるならば、防災から新耐震基準住宅への移行に繋がる話しも広がりやすくなるかもしれません。

3)子どもから大人まで広く訴求

2016年4月14日に発生した熊本大分地震。その大分市から全国に向けて、子どもでも出来る防災を広める「こどもボウサイ」という活動があります。
中でもユニークなワークショップが、「ビストロこどもボウサイ〜非常食を食べてみよう」という企画。災害が起きた時のために保存している非常食は、実際にはどんな味がするのか?その非常食を食べながら、どのくらいの水が必要か、味の濃さやこどもにも食べられるものか、美味しく食べられるものなのかを参加者の方々といっしょに確認しながら食べるワークショップです。「事前に知っておく」「事前に確認しておく」ということをきっかけに、「災害が起こる前に災害後をイメージして出来ること」を考えたり伝えたりします。
もちろん「食」と同じぐらい重要な「住」も防災することをお伝えします。こどもボウサイのワークショップと同じように旧耐震住宅に住まわれている方への相談窓口やPR企画なども一つのくくりとして行ってきます。

4)楽しく学べる場を作る

商店街を通る人々が「おや、何か楽しそうなことをしているぞ」と思い、足を止めて気軽に参加できるような「場」をイメージしています。
それはちょっとしたお祭りのような楽しさであったり、普段口にしないものを食べるパーティのような試食会であったり、初めて見たり聞いたりするような新たな知識との出会いでもあることでしょう。
例えば耐震を学べるようなゲームやワークショップ、防災グッズの紹介、被災後に役立つアウトドア技術、「こどもボウサイ」のオリジナルガイドブックの販売など様々な企画をお祭りの屋台のように展開も出来ます。
防災を学ぶ場とは思えないほど楽しそうな場で、必ず役に立つ防災意識と知識を身につける。

・・・といった企画を提案しました。

結果、屋外でやるのは面白いということで、この企画は動かすことになりましたが、ブラッシュアップを経て商店街ではなく神戸市の垂水駅前の広場で開催する事になりました。

街行く皆さんに無料で紅茶をふるまう屋外版「TAIANカフェ」を中心に、防災セミナーや被災時に役立つグッズを新聞紙で作るワークショップ、震災時に活躍する消防車の展示や絵本の販売、もちろん耐震住宅についての相談窓口も設ける、盛りだくさんな屋外イベント「耐震で安心 TAIAN CAFE」の実施に決定したのでした。

《準備編》へ続く